
さてさて、Thanksgivingの5連休もついに終わってしまいました。
前回のエントリーでも書いた通り、あたしはカナダに行っておりました。
MontrealとToronto。
これからこの珍道中を2回ぐらいに分けて書こうと思います。
この旅行、現地に住んでいる友達の家にstayさせてもらったものの、飛行機やらタクシーやらの移動は基本1人。
箱入り娘な(笑)あたしにとっては初めての一人旅。
しかも初めてのくせに、海外だし、乗り換えとかある高度な旅www
箱入り娘は前日にitineraryをしかと確認して、
12:15 BOS発→13:40 JFK(ニューヨーク)着→15:30 JFK発→17:10 YUL(モントリオール)着
と手帳に書き記して、packingを終わらせ、3時に就寝。
"はじめてのおつかい"並みに緊張して、7時には目が覚める。
さすがThanksgiving。誰もいないDormでシャワーをあびて、
「国際便は2時間前に着いてないといけないんだったな。」
と思いながら、おもむろに用意を始める。
"はじめてのおつかい"の歌(「なんてことないさっ♪そんなもんなのさっ♪」ってやつ)を歌いながら、用意をしていると、知らない番号から電話が入る。
おそるおそる出てみると、機械音の女性が話しだす。
"This is Delta Airlines. Your flight has been canceled."
は?
キャンセル??
その時点で、箱入り娘の頭の中はもう大パニック!!
「どうしよーーーーーーー><」
もう、その後に続く英語なんて聞こえやしない。
大パニックの箱入り娘をよそに機械は話し続ける......
「むにゃむにゃむにゃむにゃ...........We protected your flight.......むにゃむにゃむにゃ.......Air Canada ◯◯◯.......むにゃむにゃ..........from Boston 2pm to Montreal 3:10pm.......むにゃむにゃむにゃ.............」
箱入り娘はいまだ混乱中。。。
やがて、混乱も一段落着いて、人生終わったような顔をして窓の外を見つめる。
そして、ふと我に返る。
ちょいちょいちょい。
え、いま何つった??
機械音の女性が
「もう一度聞きたい場合は"1"を押せ」
というので、あわてて1を押す箱入り娘。
混乱しつつも、もう一度聞くと、
「Because of snowstorm, your flight Delta◯◯◯ has been canceled. We are very sorry about this inconvenience. Instead of this, we protected your flight.......むにゃむにゃむにゃ.......nonstop flight Air Canada ◯◯◯ from Boston 2pm to Montreal 3:10pm.......むにゃむにゃむにゃ.............」
え?
ノンストップフライト?
ボストン14時発??
モントリオール15時着???
そこで初めて、Deltaが、自分が乗るはずだった便より条件のいいProtective flightをくれたのだと気づく。
しかもnonstopだから、2時間遅く出るのに2時間早く着くという、嬉しいパラドックス!
そして2時間も余裕ができたので、箱入り娘はお化粧をして優雅に出かけていきました。
12時にはボストンローガン空港に着き、canceled flightやらチケットやら荷物のことも初めての割にはすべて順調にいく。
搭乗口で飛行機を待っていると、隣の子のlaptopに"Be You!!"のステッカーが貼ってあったので、話しかけてみると、やはりBU生。
その子としばらく話していると、
"Anyway, our plane is soooo tiny!!"
と言いだすので、え、どれどれ??と体を乗り出して窓の外を見てみると、そこにはグライダーかと見紛うようなサイズの飛行機が。。。
あまりの小ささに、声も出ない箱入り娘。
目の前の現実を受け入れられないまま、おそるおそる彼女にたずねてみた。
"How can you tell this is our plane??"
"How?? I cannot see any other planes around here...but this tiny one."
その子の言う通り、snowstormの影響だろうか、私たちの搭乗口近辺にこれ以外の飛行機は見当たらない。
箱入り娘の初めての一人旅。
最悪のスタート。
全身の血の気が引いたまま、搭乗時刻に。
目の前に飛行機が近づく。
小さい。
いかんとも小さい。
真ん中のおじさんは、あたしのカメラに向かって最期の挨拶をしているようにすら見える。
中に入ってみると、36人乗りで、思ったより広い。
でも、36人。こんなんじゃ、高校のクラス旅行にも使えない。笑
そして、恐怖を忘れるために、箱入り娘は眠り始めた。
起きると、一面雪景色。
そう。箱入り娘が寝ている間に、おもちゃの飛行機は無事モントリオールに着いていたのだ。
軽く命拾いをした箱入り娘は、意気揚々とイミグレに向かう。
ん?
んん?
看板の表記がすべてフランス語。
英語は常にその下。
ま、でも英語あるから大丈夫、と思いながら、ついにイミグレへ。
サンタクロースのようにひげの豊かなおじさんのラインに入る。
Officer:「ボンジュール、ハイ!」
(お、さすがモントリオール。2カ国語で挨拶するんだ!かっこいい☆じゃああたしも2カ国語で。。。)
あたし:「ボンジュール、ハイ!」
Officer:「ジュブジュブジュブジュブジュブ..........」
(え、フランス語?英語話す人いないの!?)
困惑してる箱入り娘の表情を察したのか、サンタさんがぼそっとつぶやく。
「Do you speak English??」
あたし:「Yes!! I can't speak French!!」
すると、サンタさんは少しフランス語訛りの英語で優しく対応をしてくれた。
無事入国を済ませた箱入り娘は、携帯をとりだし、ウキウキ友達の番号に電話をかける。
機械音が流れ出す。
「ジュブジュブジュブジュブジュブ......」
またフランス語だ。
フランス語が流れ終わると、念願の英語アナウンス。
どうやら、あたしのケータイはカナダでは使えないみたいだ。電話やtextを受けることしかできないようだ。
はて、困った。
慌ててlaptopを開けてfacebookでメッセを送る。
無事、友達と連絡がとれ、とりあえずその子の授業が終わるまで空港で待つことに。
小腹が空いたので、箱入り娘は目の前にあったSubwayに向かう。
店員:「ボンジュール、ハイ!」
(またキタ!モントリオール流、必殺2カ国語あいさつ!!)
あたし:(ドヤ顔で)「ボンジュール、ハイ!」
店員:「ジュブジュブジュブジュブジュブ......」
またまた混乱する箱入り娘。
メニューを見ても、そこに英語は見当たらない。
あたし:「Can I have an English menu??」
店員:「Sorry, we don't have it....」
でも、店員さんが、上の写真を指差してくれればそれを作るぜ☆みたいなことをフランス語訛りで言ってくれたので、classiqueとかいうたぶん一番フツーそうなのを指差す箱入り娘。
無事、野菜を選び終わると......
店員:「How about sauce??」
ドレッシングのメニュー欄を見ても、そこにはフランス語の名前と、そのドレッシングの色しか情報がない。
1個目。よくわからん。色は茶色。
2個目。vinegarみたいな単語が入ってる。色は黄色。
3個目。よくわからん。色は白。
4個目。mustardみたいな単語が入ってる。色は黄色。
5個目。よくわからん。色は緑っぽい。
6個目。Ranch。あ、知ってる!!
というわけで唯一知ってたRanchに決定。
こうして、箱入り娘は無事サンドイッチをget!!
Subwayで待ってる間、横の大学生っぽい集団の会話を盗み聞き。
女1:「ジュブジュブジュブジュブ...Yea, that's true!!」
男1:「Sometimes ジュブジュブジュブジュブジュブ but I think it's qualified.」
女2:「ジュブジュブジュブジュブジュブジュブ for sure!」
こんな感じで会話がえんえんと続いていく。
たぶん、
「わたしもそぉおもぉう。but I don't like his clothes...なんか、ダサイって言うかぁ、creepyな感じぃ。」
日本のインターナショナルスクールの子みたいな感じ?に、2カ国語入り交じって話していました。
とりあえず、英語のpriorityは低いものの、みんなバイリンガルだということを認識。
タクシーに乗って、無事友達の家に到着。
ここに至るまでのさまざまなhardshipを語ると、モントリオール在住の友達が、
「『ボンジュール、ハイ』って言うのは、フランス語ですか、英語ですか、っていう意味で2つ言ってるんだよ。」
と教えてくれました。
調子のって、ここまでずっと「ボンジュール、ハイ!」とか言ってた自分、はずっ。
なにが、 ”モントリオール流、必殺2カ国語あいさつ!”だよ。笑
でもそのレクチャーを受けた後も、いざ店員さんに「ボンジュール、ハイ!」って言われると、テンション上がって「ボンジュール、ハイ!」 って言っちゃう箱入り娘なのでした。
なんか長くなっちゃったから、今日はここまで。

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