2011年11月21日月曜日

就職マジックキングダム。

ボスキャリ(ボストンキャリアフォーラム)が終了しました。

っても1週間も前のことですね。


更新が遅れてごめんなさい。
3日目は行かずにロンドンから来た友達をボストン観光に連れて行っていた&課題が山積みだった&内々定先の企業とのゴタゴタがあったので、更新が遅れてしまいました。















結果についてですが、無事、某外資系投資銀行のインターンをとることができました。



ボスキャリって参加者は多いのに、案外情報が数少ないので、ちょいと(完全に主観的になってしまうけど)ボスキャリ体験談をここに記しておきたいと思います。











あたしにとっては初めての就活でしたが、すごく楽しかったです。


たくさんの人と会って話せて、色んな人の人間性を知れて、就活ってこんなに楽しいのかと思いました。



一番好きなquoteが
"I love humanity; it's people I can't stand."
な自分は就活向きな人間なんだな、って感じました。











でも、このボストンキャリアフォーラム、すごくすごくridiculousなイベントでした。



なんていうか、日本の就職活動を考えるとなんか異質すぎて(あたしまだ就活したことないけど)。





まるでネズミさんの夢の国のアトラクションに並ぶみたいに、みんなが内定を求めて、企業ブースに列をなしていて。。。



第一、アメリカに黒髪スーツが溢れてること自体がおかしいし。笑










タクシーの運転手も

「おまえら今年もやってんのか?」

みたいな感じでした。










面接の待合室で知り合った子曰く、空港のイミグレで

「君がここに来た理由はもうわかってるから聞いてあげない。」

って言われたらしいし。














とりあえず、初めての就活はすごい楽しかったです。















私が内定をもらった企業Aはすごく決断が早くて、他社のいつまでも渋っている感じがすごく嫌だった私は、A社から内定者dinnerのお話を頂いたときにすぐに心を決めました。
(でも実際は今週いろいろあったんだけどねw)


















それでそれで......
ボスキャリは短期間で内定がとれる一方で、すごくどろどろなシーンも多くて。


たったの3日間で、こんだけの企業が来てて、数社にディナーに誘われても、体は一つしかないんだから第一志望以外は行けないに決まってるのに、ディナーに行かなかったらちょー嫌な顔されるっていうね。




2日目に、前夜のディナーに行かなかった企業Bに、前から入っていた面接を受けに行ったら、

「あぁ、昨日dinner来なかった◯◯ちゃんね♪」

って扱いをされ、早々に心荒む。






で、悔しいから、passしてた部門をwithdrawさせて頂いて、同社の他の部門をウォークインでゼロから面接受けに行って、担当者さんからGOサインもらえたので、Interview room passを片手にウキウキまたB社の2Fのインタビュールームに向かったら、また


「あぁ、昨日dinner来なかった◯◯ちゃん、今度はどうしたの?」



と言われ、さすがに限界。

プレエンなしで当日ウォークインから勝ち取ったチャンスだったけど、結局、人事部の方のironicな圧力に負け、面接だけして、またもやwithdraw。笑










そして、1日目のウォークインで社長に気に入って頂いたC社とは2日目にもう一度社長と面接。

dinnerに誘って頂いたものの、自分が今どこからオファーをもらっていて、どこの面接が残っていて、どこのプライオリティが高いのか、という詳しい状況を正直に伝える。

2日目の夕方になって、やはりC社のディナーには行けない、と伝えに行くと、小さなインタビュールームに連行され、部門別のヘッドさん2人&社長v.s.あたしで押し問答がスタート。


4人では少し狭いインタビュールームの中で、社員さん3人が寸劇のようなものを始めたりして、心理戦になったりしましたが、押し問答の結果、最後はあたしがいま一番行きたいところを伝え、社員さんはそれを応援してくれる形で、とりあえず円満にお別れしました。









そして、2日目のウォークインで伺ったD社が、一番どろどろでした。

ブース面接→インタビュールーム面接を終えると、会ってまもない担当者さんに契約書をみせられ、


「もう今すぐあっちに電話して断って。番号知ってるんでしょ?人事の番号くらい、着歴にあるっしょ?ほら、早くペン握って。こっちにサイン、サイン!」


と手にペンを持たされ......
戦々恐々としていると、人事部?の方も出てきて、一学生からしてみたら、もう地獄のような状況でした。

結局、D社からは逃げるような形になってしまいましたが、無事危機を脱しました。











A〜D社の中で言ったら、first impressionではC社がすごく気に入って、2日目はホントはC社さんのディナーに行きたかったんですが、1日目の悪夢(「あぁ、昨日dinner来なかった◯◯ちゃんね♪」事件)があったので、2日目もA社に行かせていただきました。

でも2回のディナーを通じて、最終的にはA社の方々や会社のカラーが大好きになってしまいました♥ぞっこんです。
違う部門だけど一緒にインターンする人たちもめっさ波長の合う人ばかりで、最高です。










ボスキャリの内定を出すまでのプロセスがよくわからないんですが、たぶん、ボスキャリでは2日目のディナーの位置づけがすごく高いんだと思います。
それに比べると、1日目はなんかとりあえずたくさん誘ってちやほやするだけな感じです。だから、1日目のディナーに行けたからって必ず翌日連絡が来るわけじゃないです。
(2日目のディナーは1日目と比べると、ケタ違いに美味しかったし!笑)


体が1つしかないことをこんなに恨んだことは未だかつてなかったです。

そろそろ分身の術を覚えないといけない時期なのかなぁ、とつくづく感じました。笑










ESのScreeningを通って面接を受けられることですら幸せなことなのだから、たくさんのオファーやディナーのお誘いを頂けるなんて、この上なく嬉しいことだと思います。



大好きなC社の社長さんにも

「幸せな悩みだよ。」

と言っていただき、本当にその通りだな、と感じます。










けれど、やっぱり良心の呵責はハンパなく大きくて、2日間で精神的にすごくやられました。



2日間、朝の7時半から夜の10時半までスーツとヒールで過ごし、ウォークインを含めたら全部で17個の面接をこなし(とある企業の人には「そんなわんこそばみたいに面接こなしてるの君ぐらいじゃない?」って言われた☆ "わんこそば"が褒め言葉かどうかは知らないけど笑)、 肩はバリバリ、足は歩けないほどの激痛でしたが、肉体的なダメージ以上に精神的なダメージが大きかったです。





自分の行きたいところに行く、というゆるがないvisionがあったとしても、誰かからの好意を断る、というのはすごく辛いことです。

そして、泣く泣くお断りしたにも関わらず、断ったことについて嫌味を言われ、出禁をくらった暁には、もうガラスのハートはばりんばりんです。

















ボスキャリまでの1ヶ月は本当に大変でした。


大量のプレエントリー(9社12部門)をしても、返事があったのは4社5部門だけでした。
 
そして、いつどこからかかってくるかわからない奇襲の電話面接におびえ、この3週間、心が休まったときはありませんでした。(たしか、電話面接は全部で9回?あって、うち6個は英語。)
ダンスチームの奴らと飲んで騒いでるときとかに、見たことない番号からかかってきて、陽気に"Hello? Who are you?"って出たら、それがconference callだったなんてことも。





結局、当日面接を頂けたのは3社3部門。




そして、オファーを頂いたのはその3社中1社と、当日ウォークインでもらった2社(プレエンはしてなかったです)の計3社。

まぁつまり、ウォークインでも全然チャンスはあるってこと!
しかも、プレエンで受かってると勝手にどんどんinterview入れられるから、ウォークインにもってこいの午前中の貴重な時間をとられてしまうというハプニングもある!









結果には満足しています。


ただ、オファーをくれる会社がある一方で、予想通り、あたしのことをぼろっくそに言う会社もいくつかあって。



でも結局は、人がcompatibleなところでしか働けない訳だし、たとえネームバリューがなくても、業績がそんなに大きくなくても、自分のことを評価してくれるところが一番だと思います。

(ゆーて、今回自分もネームバリューに押されたのは確かです。笑)











最後に、今後ボスキャリに参加することを考えている人のために少しだけアドバイスを。
(あたしも所詮、ただのインターン内定なので、そんなたいしたことは言えません>< 個人的な質問がある人はコメントなりメッセなりskypeなりしてくれれば答えられると思います。)









ボスキャリ全体の感想としては、ここでは英語が話せることが前提だから、「英語が話せる」ということは何のアドバンテージにもならないということですかね。

帰国子女にしても留学帰りにしても、英語が話せる学生は、国内選考プロセスの方が重宝されるんじゃないかなって思います。




あとカッコいい人、可愛い人、話が面白い人、なんだか魅力的な人がすごく多いように感じました(芸能プロダクションもボスキャリ来ればいいのに笑)。

全員が全員、外見が良いというわけではないけれど、なんていうかoutstandingな人がたくさんいて、こういう人たちが内定をとっていくんだろうなぁ。。。と感じました。
そして実際そういう人たちに話しかけてみると(実際、ボスキャリって最高のナンパスポット笑)、良いとこまで行ってました。


あと、やはり全米、イギリス、日本からわざわざやってくるだけあって、参加者の多くは自信に満ちあふれているような印象を受けました。
だから、今回のボスキャリで出会った仲間は、AmbitiousでAggressiveでAmiableなトリプルA級の子ばっかりで、これからあたしが生きていくうえでとても貴重な存在になりそうな感じがしました。




あたしはたまたま留学地がボストンだっただけで、トリプルAの欠片もないけれど、今回このイベントに参加できて、ほんとに幸運だったな、と思います。


ただ、greedyなあたしは、これで内定出てなかったら、

「わざわざスーツ着てヒール履いてこんな海のそばまで来たのに、友達できただけかよぉ。」

と愚痴ってたと思うので、素晴らしい戦友に出会うためだけに行くっていうのはあまりおススメしません。







高い旅費と滞在費をかけてボスキャリに参加する以上、内定とってやる!っていう固い意志はもちろん、参加者の一人としてトリプルAのどれか一つくらいは持ち合わせて臨むべきだと思います。





これを読んで、「すごい子と知り合うだけのためでもやっぱり行けばよかった」と後悔してる人も後悔は無用です。

「私ならプレエンも電話面接も間違いなく通ってた!」
「ウォークインで話した瞬間に面接官は私の虜よ!」
みたいなただならぬの自信があるなら別ですけど。













なんとなくでも自分にoutstandingな要素を感じる人は一度このイベントに行ってみるべきだと思います。

ただ、あとで後悔をするような中途半端な準備や、当日の過ごし方は禁物です。
いくらoutstandingでも、そんなんじゃきっと企業との縁はないです。たぶん。








私はたまたボストンにいましたが、ボスキャリに来る学生のほとんどが親のお金で遠くボストンまでやってくるんだと思います(自分でバイトで貯めたって人がいたらごめんなさい、すごい尊敬します)。

だったら、その援助をしてくれている人への感謝とともに、内定をとってみせる!という相当な覚悟を持ち合わせて来るべきです。










確かに、最短2日で内定が出るお得なイベントです。

面接やペーパーテストも、短期間のうちに集中的に何社も受けることができます。


けれど、プレエントリーやらウェブテスト、怒濤の電話面接などの事前準備をふまえれば、一般の就職活動との違いは、家と会社(面接•試験会場)との往復がないってことぐらいだと思います。







それだけでもずいぶん大きな差だとは思いますが、ボスキャリに挑戦しようと思う人は、所違えど、企業がとる人材像は変わらないということを念頭において、AmbitiousにAggressiveにAmiableにボスキャリに攻めていったらいいんじゃないかなって思います。










ま、そんなところです。












はぁ。それにしても先週は疲れた。










そして、一昨日MITで開かれた"Ring the Alarm"っていうダンスの大会でBPFが優勝しました!


1st placeで

"Bullet Proof Funk!!"

って名前呼ばれた時は正直信じられなかったけど、めっさ嬉しかったです。
なんせおっきい大会だったし、新しいsetが認められたことがすごい嬉しかった。





ダンスのことも書くときりがないから、続きは次回にでも。










とりあえず、いま運気が回ってきてます。


インターン内定やら、ダンス優勝やらいいことばっかです。
かっこいいMITボーイにも出会っちゃったし。うしし。




そろそろ勉強も本腰入れないとねwwww











じゃ、おやすみはえるしゅーまっは!







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