2011年12月4日日曜日

師匠も走り回る12月。

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早いもので、ボストンに来てから3ヶ月が経とうとしています。



カナダ旅行記はまた時間ができたときに追記の形で書きたいと思います。

ちょっと他に書きたいことができちゃって。。。










今週は人生で一番長かったと言っても過言ではありません。










理由は、仲良しと大げんかをしたから。







実は、わたくし、こっちに来てからケンカというケンカは2度目であります。






1度目はチームメイトAと。


2度目はチームメイトBと。











1度目のは、A君が幼稚だったのがいけなかっただけで、あたしに非はなかった。








でも今回は完全にあたしが悪いパターンで。










ケンカのいきさつを全て話すわけにはいかないんだけども、とりあえずB君とはかれこれ2週間口をきいていませんでした。




彼は1番の仲良しで、あたしの英語&ダンスの先生みたいな存在で、いつも話していただけに、この2週間はホントに心にぽっかり穴があいた気分でした。








ThanksgivingのHolidayがあったおかげで、この気まずい状態で彼と5日間会わなくて済んだのが不幸中の幸いでありまして。









でも、人生で最も長い1週間はThanksgivingの後から始まりまして。。。




 





あたしのチームは週に2回のオープンセッション(誰でも参加可能!)があり、パフォーマーの10人(AもBもあたしもこれに入ってる)はこれ以外に2回、show向けの練習があります。


別に練習自体は個人でするものだから、気まずくてもそうじゃなくても別にかまわないんだが、それ以外に困ることがありまして。









それがアメリカならではのことだから、一応書いておこう。



私たち、

Gymに着いたらまず一人一人とハグをして、帰る時はそれぞれハグをしたり各々の握手をしたりしてバイバイします。

(ま、日本じゃありえんわな。どこの大学の誰かもわからん奴とハグだなんて。笑 )











しかし、この2週間、彼があたしのとこに来ることはありませんでした。

一緒にセッションをすることは、おろか、Hi!すらも言いに来てくれませんでした。






たぶん全然伝わらないと思うんだけど、とりあえずめっちゃ気まずいんだ!!
うちら2人の問題だけじゃなくて、



「あいつら、どした?」



みたいな雰囲気がそこら中に漂うわけだよ。









彼もawkward、あたしもawkward、周りのみんなもawkward.........



そう、すべてがawkwardだったんですよ。







(ちなみに、アメリカ人はなんでもかんでもawkwardで片付けます。

気持ち悪いものを見ても"awkward"、ちょっと不格好なときも"awkward"、なんかぎこちないときも"awkward"、そして今回のような気まずい時も"awkward"。



あたしのroomieもよく、


"あのね、突然彼女が入ってきて、彼女めっちゃawkwardになっちゃって、それでびっくりして、彼もawkwardになって、あたしもawkwardな感じになるじゃない?もう全てがawkwardだったの!!"


みたいな話をします。





"awkward"より便利な単語はこの世にないですね、はい。)












さてさて、こんなawkwardな状況を打開すべく、あたしは考えに考え抜いて、水曜の練習後に彼にfacebookのchatを仕掛けてみることにしました。


(それまでも、彼がfbにstatusや動画をupする度に"Like"を押しまくったり(笑)、彼が来てくれなくても自分からHi!って言いに行ったり、彼のroomieに偵察を入れたり、できる限りのことはしてたんだよ! )



chatではめっちゃ平然を装ってたけど、実はchatの滑り出しは事前に考えてありました。笑
というわけで、あたしがLizzと考えに考え抜いたプランを一挙大公開www






2週間も話してないわけだから、まずは当たり障りない話題から......


あたし:「ねぇねぇ、金曜のshow一緒に出るんだっけ?」

彼(予想):「yup....」

あたし:「じゃあ、うちらの新しい振り見せられるよ!」

彼(予想):「hmmm....」

あたし:「そういえば、うちらずっと話してないけど、最近どうよ?」

彼(予想):「good.」

あたし:「mmhmm.....ねえ、あたしに怒ってる?」

彼(予想):「nope.」

あたし:「ふーん、そう。でも怒ってるように見えたから。。。あのね、実は謝りたいことがあって。。。」










こんな感じで行こうと帰って早速パソコちゃんをopen。

だがしかし、待てど暮らせど、彼はオンラインにならない。


そして夜中の2時。ようやく彼がオンラインに。




待ってたのがバレないように、ちょっと時間をおいて(笑)、プラン通り、


"hey, are you going to perform on friday??"


とchatを始めました。。。










でも、chatはプラン通りには行かず、彼が思いもよらない返しをしてくるので、もうなにがなんだかわからない状況になってしまいました。


挙げ句の果てには、


"I'm not going to ever see you the same way again."


と言われてしまい、
部屋に朝日がさし込む明け方の5時頃、熟睡しているroomieのそばで、あたしはしくしくと1人寂しく泣くしかありませんでした。





最後に、彼が

"I'm willing to forgive you, but I'm not going to forget it.
I can't always help feeling what I'm feeling...........
but still it's something I have to think about."

と言ってくれたのが唯一の救いで、、、


「あぁ、もう前みたいに仲良くはできないんだなぁ。。てかeven more awkwardになっちゃったよ。。。」


と思いながら、真っ赤に腫れた目を冷やして、その日は床に着きました。











そして、人生初の"食べ物が喉を通らない"という2日間を過ごし、Friday Nightがやってきました。




金曜の夜は、我らがBPFの今学期最後のshowがありました。


もちろんB君も一緒に出るわけで、even more awkwardになった私たちが顔を合わせない方法はありませんでした。








みんなとHarvard squareで待ち合わせをし、会場のベントレー大学(ちょー田舎)に向かうバスに乗り込み、あたしはみんなから少し離れた場所に座り、隣の席に自分のリュックを置き、iPodを聞き始めました。




しばらくして、うとうとしていると、図々しくもあたしの横のリュックをどけて座ってくる奴が現れました。
















そう、B君でした。









2週間ぶりに半径3m以内に来た彼を見て戸惑うあたしを見て、彼はawkwardな表情をしながら、


"We're all good......from now on."


とハグをして仲直りの言葉を言ってくれました。









その瞬間、なんでかわからないけど、目からじわーって涙がポロポロこぼれて、うれしくてうれしくて過呼吸になりました。


その後、CVSの袋でどうにか過呼吸をおさえ、お互いの本音をぶつけ合い、仲直りの印にカナダで買ったメープルの飴をあげて、本当に本当に仲直りをしました。

彼が、

"I'm not good at staying mad at someone."

と言ってきたので

「だろうね。知ってた。」

と返したら、おまえ、全然反省してねぇだろ、こんにゃろ!と言わんばかりにグーパンチされちゃったけどね。。。


とりあえず、finally、仲直り出来たんです、私たち。















あたし、「世界で1番自分が好き!」という性格のせいなのか、生来、嫌われることはよくあって。。。



だから、誰かに嫌われても、いつも

「あたしのことを嫌う人は勝手に嫌えばいい、その人に近づかなければいいだけのこと。」

と片付けてきました。


いや、正確に言えば、逃げてきました。





近くにいた人が自分から離れていく、なんてことは今までもたくさんありました。






でも、今回はいつもと違いました。



彼が自分から離れていくのを傍観してはいられませんでした。






アメリカという慣れない土地で、
言いたいこともろくに言えなくて、
チームメイトが求めてることにも的確に対応出来なくて、
態度でかいくせに誰よりもawkwardで、、、


そんなあたしにもいつも良くしてくれる大事な友達の一人が、あたしから離れていくのを「またか。」と思いながらぼーっと見ているのは、何か違う気がしました。



大事な人を傷つけて、怒らせたのは自分。



だから、それを解決するために歩み寄ろうと頑張って、自ら接触をはかって、一生懸命誠意を見せて、心の底から謝って、、、





でも、それでも上手くいかなくて。
 








いつも自分本位なあたしが、人間関係でここまでねばるなんて、自分でも信じられませんでした。












だから、過呼吸になったのは予想外にしても、突然溢れ出した涙は、きっと"人間関係"という初めての冒険のゴールだったんじゃないかと思います。















BPFのshowも昨夜のを最後に、来年までお別れです。

来期は私たちがオーガナイザーも務めるshow、"OVERDRIVE"も待っています。



出会いはホントに偶然だったけど、

BPFのみんなに出会えたこと、
みんなと四六時中踊れること、
いつもawkwardなあたしをからかってくれること、
あたしの変な服にいつもコメントしてくれること、
いつもあたしをイケナイ遊びに誘ってくれること、
pass outしても介抱してくれること、
あたしのroomieが男を連れ込んでるときは誰かしら寝る場所をくれること、、、、、


みんなの全てに感謝してます。

みんなのことが大好きです。



みんながいない毎日なんて考えられません。




だから、次のsemesterもChi-Chiはいっぱいいっぱい頑張ります!

もっと覚えやすい振り作ります!

ソロもしっかり踊ります!

tech timeには遅れないようにします!

足引っ張らないように、英語ももっと頑張ります!

黒人英語もマスターします!!笑



















人生で1番長い1週間を終え、あたしは少し成長しました。


日本語でもできなかったことを英語でやり遂げました。

日本人ともできなかったことをアメリカ人と成し遂げました。




言語や人種うんぬんを抜いても、この仲直りは、あたしという人間にとってものすごく大きな経験になりました。

本当に留学してよかった。


 









「他人がいま何を感じ、どう思っているか。」








逃げ続けてきた問題を解く手がかりがようやく見えてきた、師走の始まりでした。



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