2012年5月13日日曜日

Missing

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ファイナルが全て終了し、もう帰国まで週間となりました。



ファイナルが終わったら、Party三昧で、今日からはチームのみんなでNYに行って、ただただひたすらclubbinをしまくるはずでした(NYのクラブのテーブルまでリザーブしてた。。。)。








だがしかし、木曜のファイナルが終わった後、みんなでBar hoppinをしていて、5件目にクラブに行った時のこと。



段差があるところで右足で着地をした際に、 例の右膝がロッキングして、歩けなくなってしまいました。
(ロッキングとは、半月板損傷してる人にたまに起きる脱臼みたいなケガです。足が伸ばせなくなって固まっちゃって歩けなくなるんです。これがめちゃんこ痛いんだ。)








その後、帰る時もIlyaにおんぶしてもらってどうにか帰宅。



NY tripのこともあるので、翌日すぐに大学病院の救急外来を受診。


いつも通り、ガチャって整復してもらえると思ったのに、アメリカのヤブ医者は松葉杖とプロテクターをくれるだけで何もしてくれず。

Just rest. Wait and see. See your doctor asap when you get back to Japan.

こんなこと、医者でもなんでもないあたしでも言えますけど。



色んな先生をたらい回しにされて、3時間以上病院にいたけど、何も進歩なし。

松葉杖とか、病院いかなくても、(いま引っ越し期間だから)寮のゴミ箱行けばあるし。まじふぁっく。







で、いまに至ります。
いまだに歩けません。




留学生活最後にして松葉杖のあたし。

なんて不運なんでしょう。







昨日はチームの追いコンがあったのですが、NY tripのことを考えて、追いコンは行かずに安静にしていようと思ったのですが、この足じゃNYなんて到底無理だと思ったので、せめてみんなの顔を見に行こうと思い、徒歩5分の場所にあるCarlの家にタクって行くことに。


金曜の夜ということもあり、タクシーをつかまえるのも至難の業。
ようやくつかまえたのはいいものの、あまりに近すぎて、2ドルで着いちゃったので、運転手さんに申し訳なくて、


「ほんとに助かったわ。チップも奮発しておくね。」

と4ドル渡すと、

「君は怪我してるんだから、車が必要なのは当たり前なんだ。そんなこと考えなくていいんだよ。」

2ドルbackしてくれました。


(あぁ、神様。世間の人はこんなにも弱者に優しいのね。)




松葉杖で登場すると、案の定、

"What the f**k happened to you!?"

とみんな大騒ぎ。



メールで松葉杖だよって言っといたやん、てか昨晩一緒にいたやん、と思いながらも経緯を説明。




そして、「NYには行けないけど、みんなはせっかくの卒業記念だしゼッタイ行ってね!」という旨をみんなに伝えると、4年生たちが何やら会議を開始。





しばらくすると、Lizzが

"Miyu!! Big announcement!!"

と言うので何かと思ったら、


"We're gonna cancel our NY trip."


とのこと。




ダメだよ、行きなよ、と言いまくったものの、

"Miyuの最後の1週間のうちの3日間も1人にしておくわけにはいかない。私たちは一緒にいないと!NO ONE LEFT BEHIND!!" 


の一言に完敗。


というか号泣。





あたし、世界一ツイてないけど、世界一ステキな友達に恵まれました。










そして、Carlが何やら酒のビンをたくさん持って登場。


「今年でチームを離れるみんなに俺たちからのメッセージだ!」


と言って、お酒のビンをテーブルに陳列。






そう。各々の好きな酒のボトルにみんなのメッセージが入ってたんです。


あたしの好きなEl Jimadorのボトルを見つけて、歓喜!そしてまたもや号泣。






 
そして、今夜はもうstayすると決めていたので、ケガ人のくせにcase raceにも参戦。

予定通りpass out。




Partyも終わり、IlyaとPepeとはこれで会うのは最後になるので、ギューーーってハグをして最後のお別れをしました。


むしろ彼らのためにpartyに行ったようなもの。


思えば、Ilyaとは去年の11月に大喧嘩をしてから、ホントいろいろあったけど、彼はいつもあたしの近くにいてくれました。Bostonで1番の男友達だったと思います。本当に本当にありがとう。こんなにも年中pissする扱いにくい人に会ったのは初めてだったけど、あなたのことはなぜか大好きです。


Pepeはね、もうね、なんかね、大好き。ほんとにいつも予定が合わなくて、Motherf**ker Institute of Technologyを何度恨んだことか知れません。でも最後は来てくれてホントに嬉しかった!




























だんだんと人が減っていくBoston。


卒業式を控える4年生以外は、ほとんどの学生がこの街を去り、実家へと帰って行きました。










「みんなと会うのはこれが最後じゃない」と自分をconvincingしてはいるものの、こんなに毎日一緒にいたみんなと別れるというのは悲しいものです。













よく思うんだけど、"miss"って日本語に訳せないよね。
"I miss you"って日本語にしたら、「あなたに会いたい」とか「あなたが恋しい、懐かしい」とかなんだろうけど、 なんかちがう。

というわけで、missって日本語に訳せないから、以下missって言います。

 


誰かとあまり近づくことができないあたしにとって、本当の友達が全然いないあたしにとって、誰かをmissするということはほぼないに等しいんです。
言ってしまえば、あたしは悲しい人間です。





というか、今まで人をmissしたことがありませんでした。
(あ、昔、近所の森田家がアメリカ転勤することを知ったときは泣いたな。) 





けれど、アメリカでは、ここBUでは、人との距離があまりにも近くなりすぎました。それも急速に。


夜中に電話かかってきて
"Come! Drink!"
って突然言われても、出かけられちゃうon campusのこの環境。


誰かとデートしたらすぐに噂が広まって、後日あぁだこうだと言われる世間のせまさ。


実家じゃないから、今日は◯◯の家でsleep overね、って毎週のようにお泊まりがあるこの環境。 


こうやって毎日一緒にいて、踊って、飲んで、食べて、寝て、旅行して、いやでも近づかざるをえなかったBPFの仲間。








思えばたったの9ヶ月でした。

1年にも満たない9ヶ月。

人生が100年あるとして、 そのうちのたったの9ヶ月。1200分の9。約130分の1。








まさかたったこんだけの期間でこんなに愛おしいと思える人たちができたっていうのは、あたしにとっては奇跡みたいなことで。






でも残念ながら、この愛おしい人たちにもう1度会うのはそんな簡単じゃなくて。

このメンバー15人全員が再集結することはたぶんもう一生なくて。



でも、だからこそ、この出会いが大切だったということに気付き、よりいっそうあたしは彼らをmissするんだと思います。








あと1年半で大学を卒業し、就職して、あたしの人生はどんどん進んで行きます。
たくさんの出会いがあることでしょう。もちろん別れもあるでしょう。



でも、大人になればなるほど、ねたみやそねみ、蹴落としてやろうとか、利用してやろうとか、損得感情みたいな、そういう人間の汚いところが人間関係に影を落としていくんだと思います。





だから、こうやってほかに何も考えずに純粋に大好きって思える仲間に出会えることは、この先何年生きたとしても、もうないんじゃないかなって思います。


16年にも及ぶ学生生活の最後にこんなに素敵な友達に出会えたあたしは、本当に本当に幸せ者です。



















留学生活最後にあたしに大ケガを負わせた神様は嫌いです。


でも神様のその行為に何か意図があったのだとすれば、それはこのバカみゆにかけがえのない仲間の大切さを気付かせるためだったんだと思います。


















Lizz, Jade, Nick, Ilya, Justin, Chad, Gillian, Max, Pepe, Carl, Lou, Mitchel, Eric, Val and Miyu.


70億人の人が住むこの地球で、この15人が出会えたこと。


運命とか信じるタイプじゃないけれど、きっとこれは運命です。





 

みんなと一緒に踊ったこの1年はあたしの人生で1番のタカラモノです。




















今までmissしたことがないから、どうやってmissするかとか、どのくらいmissするかとか、全くわからないけど、この大切な仲間を全力でmissしようと思います。



















午前4時。もうすぐ太陽が上がります。



さて、人生で初めての、missする準備をそろそろ始めようかな。

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