2012年2月29日水曜日

NPDとタックスヘブン。

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今日はめずらしく真面目に政治の話でもするかな。
IRの授業で輸出入とかCommercial Policyらへん詳しくなったし☆



タックスヘブンとは、文字通り"税金天国"。

バハマとかケイマンとか、カリブ海とかに多い、税金が(少)ないために企業とかがこぞって拠点をおいたり子会社をおいたりする国のことです。

オリンパスの粉飾決算のときも、ファンドがケイマンに設立したペーパーカンパニーが云々......なんてことがあったのでニュースで聞いたことある人も多いんじゃないでしょうか。








さて問題です。"NPD"ってなんでしょう???

















なんかどっかのお役所だか、政治団体だか、NGOだか、FTAだかと頭を悩ませた方ごめんなさい。









NPDとは、、、、、、、、









"National Pancake Day"



です。笑



まぁ、つまりはパンケーキの日だ。うん。









今日はパンケーキの日で、IHOP(アメリカの国民的ファミレス)でパンケーキがタダということで、ValとEddyとわざわざHarvard Squareまで食べに行ってまいりました。うひゃ。








「あたし毎年行ってるからどうやって行くかわかるから。」


と言うドヤ顔のValerie姫について行ったところ.........




3人で迷子。笑


結局iPhoneの力で無事到着。







 
もちろん今日のIHOPは大混雑で、入り口からさっそく人の海。




カウンターで名前を言うと、

"POSEIDEN"

と書かれた紫色の紙を渡され、しばし待つことに。
(ギリシャ神話の登場人物とはおしゃれだな、IHOP。)


待てど暮らせどポセイドンの名前は呼ばれず。。。








私たちの隣に、パンケーキがよく似合いそうな、結構体のふくよかな黒人のネエチャンがいて、その子が、


「オマガッ(OMG)!! あそこにcousinがいるわ!!」


と叫んだので私たちも思わず彼女の視線の先に目をやると、




そこにもまた一人、パンケーキがよく似合いそうな、これまたずいぶんと体のふくよかな黒人のネエチャンが。







私たち、思わず吹き出す。



まあ、仕方ない。驚くことでもない。だって同じ血が通ってるんだもの。好きなものも食べるものも同じなんでしょうよ。

(あたしの従姉は巨乳なのに、あたしは巨乳じゃない事実には目をつむろう。)










結局1時間ちょい待ったかな。

インドなまりの兄ちゃんがPOSEIDEN(パサイデン)を発音できてなくて、うちらは危うくskipされるところだったけど、まあ無事席に案内される。




席に着くと、注文するまでもなくパンケーキが登場www


まあ大したことないけど、タダだし。


でもおいしかったよ。fluffyで。









で、3人でお揃いで頼んだstuffed french toast♥
(あたし、これ大好きなの。)



中にクリームチーズが入っているのだ☆









食べながら話していると、なぜか話題は日本人の性に対する意識について。



「日本人の女の子ってSEXにオープンなの?」

から始まり、

「なんかお金払うと可愛い子にそういう"massage"とかしてもらえるんでしょ?」
「なんかusedのランジェリーが売ってるんでしょ?」
「電車乗ってるとmolest(痴漢)されるんでしょ?」


などなどけっこうコアなことまで聞かれました。

なぜか日本の性市場に詳しいEddyのあらゆる質問に、pancakeを頬張りながら「うんうん」と頷いていると、2人はただただビックリしていました。



「日本の女の子は隠れエロだよ。そういうお店でお金払えばとりあえずなんでもしてもらえるんじゃない?ブルセラってとこに着古した下着とか制服が高値で売買されてるよ。unbelievable級の満員電車だからmolestしてもバレないよ。コンビニでpornも売ってるよ.......etc」



など丁寧に質問に答えていると、






Eddyが一言。



「日本ってSex Heavenじゃん☆」


















サイドでつくEggとSausageとPotatoの力もあって、あっという間に満腹指数は100に。






帰り、電車が駅に入ってくると、なぜか3人で興奮。笑



電車に乗って帰っている間もずっと

「どうやったらこの空間でmolestできるの?」
「こんな感じ?あんな感じ?」

などと質問攻めでしたwww












あれ、政治の話する予定がなんか下ネタになっちゃった。笑










ま、こんな感じでアメリカ人も下ネタが大好き!ってことです。うん。







てかこのあたしが真面目に政治の話なんてする訳ないじゃーん。ははは。


だまされた人ごめんなさーい。

そしてもし、NPDっていう真面目な機関とかあったらごめんなさーい。









今日はこんなところでおやすみはえるしゅーまっは!!

2012年2月14日火曜日

防弾ファンク。

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土曜日に無事Overdrive 2.0が終了しました。


Overdriveは1年に1度、私たちBulletproof FunkとUnofficial Projectが共同主催で開く大きなダンスイベント。

ALL STYLESとBBOYのバトル、SHOWCASEコンペという2つのコンテンツがあって、昼の12時から夜の10時までという長いイベントでした。








BPFに入ってからなんだかんだもう5ヶ月が経ち、ダンスのことだけでなく、イベント関連のことなどあらゆることに関与させてもらえるようになりました。

今回のOverdriveでもたくさんの仕事を任せてもらいました。




BPFを仕切っているLizzとNickが中心となり、約2ヶ月半の準備期間を経て、普段はてんでばらばらのチームが一丸となり、この大きな舞台を成功させることができました。









しかも今回はBPFのsetだけでなく、Phunk Phenomenonのsetにも出させてもらいました。

Phunk PhenomenonはMTVのAmerica's Best Dance Crewという超人気番組の常連さんで、Season6で優勝経験もある、Boston, MAを代表するダンスグループです。
いわばBostonの星です。



BPFのChad(昔、このブログに麻薬密売人って出てきた人ww)が元Phunk Phenomenonのメンバーなので、彼らとは何かと縁があるのですが、やはり大御所チームなので、showcaseでコラボしたことはなくて。
(てか、Phunkにとっても他のグループとコラボするのは今回が初だったらしい!)



先々週、突然Nickが

「Phunkとコラボすることになったよ!これぞBulletproof Phunkだ!!」

とfbのグループページにpostしたときは、興奮すると同時に、あのPhunk Phenomenonとコラボかぁ。。。と少し恐怖も感じていました。



そして、火曜と木曜にEverrettというここから1時間くらいのとこにあるPhunkのスタジオに行って、打ち合わせと合同練習をしました。



Phunkの人たちはみんなほんとに良い人たちで、めちゃくちゃ楽しい練習になりました!











そして、当のBPFのsetは本当にできたばっかりで(初めて全ジャンルで通したのが水曜の夜!!)、今回はGIRLSのsetに1年生のGillianを迎えての初めてのsetだったので、若干の不安がありました。



で、あたしはあたしで膝の爆弾が再度悲鳴をあげてしまい、ぼろぼろの状態でした。

4年前に全十字靭帯の手術をして以来、毎冬なぜかおかしくなるこの膝には幾度となく悩まされてきたけど、まさかこんな大事な舞台の前に膝崩れをおこすなんて、ほんと神様を恨むしかありませんでした。

チームのみんなにも理解してもらって、1週間安静を保ち、showの1週間前にようやく練習に参加できるようになったものの、全快ではないうえに、膝崩れの恐怖のせいで、ALL OUTでの練習は難しく、練習中はみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。





フロアムーブが多すぎて、両膝あざだらけなうえに、1月のバトルでやった足首の捻挫も長引いていて、膝をかばうために無理していたのか、前日には大腿までおかしくなって、literally "満身創痍"な状態で本番を迎えました。










でも、足が痛かろうとなんだろうと当日は仕事が山積みで、朝の8時に会場入りしたあとは、registration、ticket office、afterpartyの準備、買い出し、guestの世話、Tシャツ販売、舞台裏の出番管理などホントに大忙しでした。





気付いたらもう夜の8時で、チームメイトに

「早く着替えないと、うちらの出番、3つ後だよ!」

と言われ、慌てて着替えて舞台入りという感じでした。









話はそれるけど、BPFはいつも本番前に舞台袖でみんなで円陣を組むんです。



で、必ず、みんなで手を真ん中にあわせて、


チャド:「Audienceの前では俺たちはプロだ。不安なことは一つもない。ダンスの力を見せつけよう!全てを忘れて楽しめ! 1,2,3....」

みんな:「Bulletproof Funk!!」


って言うのをやるんです。

それが個人的にすごい大好きで、それをやるたびに、いま自分がアメリカにいて、ダンスチームに入っていて、大好きな仲間と踊っているという事実を再確認できるんです。










話は戻り、ついに迎えた本番ですが......

BPFのsetは案の定audienceの心をがっちりつかむことができました(ちょっとウケねらいのsetだったので)。

こんなに面白いsetは後にも先にもないと思います。


で、Phunk Phenomenonとのコラボsetは大トリでした。

最後のユニゾンのとき、会場のボルテージがどんどん上がって行くのがひしひしと伝わってきて、終わった瞬間の大歓声はホントに快感でした。

こんなに盛り上がってるお客さんはみたことがないし、あんなに大きな歓声に包まれたのも初めてでした。



ボキャ貧なのでこの感動を上手く伝えることはできないけど、とりあえず、むちゃくちゃ感動したんです!!




膝もなんとか頑張ってくれて、膝崩れもなく、靭帯も切れることはなかったです。
神様はいるんだな、あたしってやっぱツイてるな、と思いました。










で、みんなめちゃくちゃ疲れた状態でのAfterpartyでしたが、むちゃくちゃ楽しかった!
今まで頑張ってきて良かった、とほんとに思いました。


酔っぱらってて何も覚えてないけど、一つ覚えていることはChadに

「あのときChadに声かけて良かった。じゃなきゃ今あたしはここにいないし、こんなステキな仲間にも出会えてない。あのとき輪の中に入れてくれてありがとう。」

って話したら、彼が

「Mimiはたった1年のアメリカでの大事な時間を僕たちと一緒に過ごしてくれて、踊ってくれて、言葉の壁も乗り越えて頑張ってくれて、BPFの成長に貢献してくれて、いつもみんなを笑わせてくれて、ほんとにありがとう。あと3ヶ月しかないけど、絶対にこのBostonでの1年をYour best of your lifeにしてみせるから、残り3ヶ月も全力で頑張ろう!」

って言ってくれて、もう号泣ですわ。
涙がちょちょぎれて、目の水分がなくなるかとおもいました。


で、泣きすぎて目がsuperdryだ、って言ったら、じゃあ飲め!ってなって、そっからの記憶がございません。

でもChadがかけてくれた言葉はあたしのタカラモノです。










Overdriveまでの毎日はホントに充実してました。
ほんとにたくさんの想い出ができました。



深夜に練習終わってスタジオ出たら大雪で、 帰り道にLizzと"BP"の文字を描いて遊んだこと。



クラブでValの誕生日会(Lesbian Party)をしたこと。



Nickの家でHot pot(鍋) partyをしたこと。



みんなで303でBuffalo Wings食べながら、superbowlを見たこと。



Phunkのスタジオ帰りにWendy'sのドライブスルーをみんなでwalk thruしたこと。



全然やってこないOrange lineをみんなでf**kしたこと。笑




フロアムーブで膝がアザだらけになったこと。




どこでも寝ちゃうあたしをみんなが面白がって写真とりまくったこと。
(なんとこの赤い服の男の子が木曜も同じ電車に乗ってた!)



BUのカフェテリアでFlash Mobをしたこと
http://www.youtube.com/watch?v=nOcTqCVFk_8
http://www.youtube.com/watch?v=QErvmG8huiw

http://www.youtube.com/watch?v=ldkEN1js7Mg


Phunk Phenomenonとコラボしたこと。




そして、最高のステージとAfterpartyだったこと。

(After partyはカオスすぎてここに写真あげられませんwwステージの動画は上がり次第upします!)












留学って、「学」って入ってるからたぶん勉強がメインのはずです。

親にも、

「あなた、それじゃ『留ダンス』じゃない。笑」

って言われたけど、この楽しすぎる留学生活は唯一無二です。



決して自慢できることじゃないけど、あたし、世界一catch onな留学生な自信あります。









でも、Overdriveも終わったことだし、勉強も本腰入れないとですね。

膝のこともあるし、少し休養が必要です。









このブログは日本語だから、チームのみんなが読むことはないけど、最後に自分のいま思うことを少しだけ。
(イ◯アあたりはGoogle翻訳しそうだけど(笑)、Googleにこの高度な日本語は訳せないでしょう。笑)




あたしがここBostonにいること、BUにいること、それも2011-2012というBPFにとって一番大きな年にいること、昔からダンスをしていたこと、Moon Light Ballでたまたまみんなを見かけたこと、ひょんなことからperformerチームに入れてもらったこと。

すべてが奇跡で、このたくさんの奇跡が重なりあって、いま自分はみんなと一緒にいます。



最初は、みんなの話してる内容もよくわかんなくて、意見もろくに言えなくて、みんながケンカしたとき(あなた達ケンカしすぎww)もあわあわするだけだったけど、みんなのおかげで、英語も上達したし、図々しくもなりました。



今回膝のせいで踊れなくなったとき、「絶対安静!」とあたしを強制的に座らせるみんなを見て、みんなの優しさを痛感しました。 


普段口にすることはなくても、いつもみんなには感謝してます。
仲間に入れてくれたこと、たくさんのイベントに誘ってくれること、アメリカの遊びを教えてくれること......





みんなには感謝してもしきれません。BPFのみんなが大好きです。

残り3ヶ月しかないなんてちょっと信じられないけど、これからも今までと変わらず仲良く、そしてBPFとしては更なる成長ができればいいな、と思ってます。









ホントにホントにありがとう。



Bostonに来て良かった。






今日も明日も明後日もずーっとずーっとBulletproof Funk!!!!

2012年2月7日火曜日

WASABI

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ちょっと思ったことがあるから書く。
これ書いたらすぐIRのreadingにもどる!








前期に"Wabi Sabi"についてエッセイを書いた。
我ながらいい文章だったと思う。





Japanese prefer showing your inexperience with humility to showing your confidence bravely.




から始まり、 





芭蕉が「古池や蛙とび込む水の音」を詠んだ池を訪ねて、ただの小さな汚い池と感じるか、静かでおもむきのある池と感じるか。

"omomuki"とかそういう感性があるか。

ド派手な金閣寺と地味な金閣寺どっちが好きか。






そんな例を交えながら、、、



日本はエコ大国だ、なんて言われるけど、それはきっと日本人の心のどこかに、真新しい物に飛びつくより、物を長く使うことや、繰り返し使うこと、代々引き継いで使うことを好む不思議な美徳があるからで、気付いたらreduce、reuse、recycleしてました......





みたいなことを書いて、




きっと"Wabi Sabi"は資源の足りない現代社会に必要な考え方かもねー♪



とかいう適当な結論で終わった気がする。










日本にも、上下関係を嫌う人は多い。
先輩や上司に気を使って、言葉も直して、へこへこして。。。

尊敬できない先輩だっている。むしろ尊敬できる先輩なんて一握り。
先輩なのに、仕事できなかったり、自分より下手だったり、デブだったり、アホだったり......





私も中高女子校で6年間、上下関係のなかで育った。


先輩には死んでも敬語(「ごめんなさい」じゃなくて「すみません」って言えっていわれたなぁ。。)、校内で先輩に会ったら深々とお辞儀する、練習中に虫が出てきたら中1がその虫を殺す、一番体の小さな中1が重いCDデッキを運ぶ(しかもデッキが壊れたら中1のせい)、中1は寒くてもレッグウォーマー履いちゃダメ.......
挙げ句の果てに、これらをやぶったら後日呼び出されて、集団(リンチ)で注意される、

みたいなよくわからん慣習があった。




別の学校に通っていた姉が、後輩に下の名前呼び捨てで呼ばれるのを聞いて、死ぬほどびっくりしたのを覚えている。





でもあたしは上下関係を嫌いになったことがない。
(先輩の懐に入って、上下関係という網の目の隙間を通ってきたから☆ってのも一理ある。)



「海外は上下関係が日本ほど厳しくないから良い♪」
なんてよく言うけど、団体がうまく組織されるためにはやっぱり上下関係は必要だと思う。



私たち日本人は気付かないところでこの「上下関係」といういささかメンドクサイ仕組みの恩恵を受けていると思うんだ。



経験の少ない後輩ができないのは当たり前。
後輩の自分ができないことを先輩はできる。
それを先輩が指導する。間違っていたら、注意する。
ちょっとイラっとするけど、先輩の言うことを守る。
そしていずれ後輩も先輩になる。
きっとその人も後輩にまた同じ注意をする。
そして注意された後輩もまたいずれ先輩になる。












できないことをカッコ悪いとか、恥ずかしいとか思わないで済むのは上下関係のおかげだと思う。

注意されてもそこまで腹が立たないのは上下関係のおかげだと思う。


逆もまた同じ。注意することを躊躇しなくていいのは上下関係のおかげだと思う。


















Japanese prefer showing your inexperience with humility to showing your confidence bravely.




っていうのは少し言いすぎだけど、

自分の未熟さを披露することへの美徳、いわゆる「わびさび」とかそういう心はきっと私たちにしかないんだろうな。











アメリカ人に説明してもきっと絶対に伝わらない、自分の中の日本に気付いた1日でした。